個人で診療所を開設するためには、所管の保健所への事前相談や開設届等の手続きが必要です。当事務所はムーズな診療所開設をサポートいたします。
個人診療所開設のメリット・デメリット
【個人診療所開設のメリット】
✓理想的な医療環境を実現
独立することで、自分の診療方針や治療スタイルを自由に実現できます。
✓収入の増加
開業医として診療所を運営することで、収益を自分のものにできます。
✓地域医療への貢献
地域に密着した医療を提供でき、患者さんとの信頼関係を深められます。
✓キャリアの独立性
大病院や他の組織に縛られない独立したキャリアを築けます。
✓医療法人化へのステップ: 将来的な医療法人化を視野に入れた経営ができます
比較的シンプルな手続き: 医療法人に比べ、設立手続きが比較的容易です
【個人診療所開設のデメリット】
✓初期投資が高額
開業には診療所の建設・賃貸費用、医療機器、スタッフの採用費用などが必要です。
✓運営リスク
収益が安定するまで、経営のリスクを伴う場合があります。
✓運営業務の負担
医療だけでなく、経営管理やスタッフのマネジメントが求められます。
✓法的手続きの負担
開設や運営に伴う法的手続きや規制に対応する必要があります。
開設の要件
個人でクリニック・診療所を開設するためには、以下の要件を満たす必要があります。
管理者要件
•開設者が管理者となる必要があります。
•原則として、管理者は臨床研修を修了している必要があります。
*例外として、医籍登録が平成16年3月31日以前の場合、または歯科医籍登録が平成18年3月31日以前の場合は、臨床研修を修了していなくても管理者となることができます
•管理者は診療所の管理責任があり常勤である必要があります。
施設要件
•医療施設の確保: 診療所として適切な施設を確保する必要があります。
•区画: 他の施設と機能的、物理的に区画されている必要があります
•構造の一体性: 原則として、各施設は構造の一体性を保つ必要があります
•独立した部屋: 各部屋が独立しており、用途が明示されている必要があります
X線装置の設置
•X線装置を設置する場合は、保健所への届出が必要です
名称
•医療法や医療広告ガイドラインに準拠した名称を使用する必要があります。
•「○○センター」「インプラントセンター」などの名称は認められません
必要書類
•診療所・歯科診療所開設届
•管理者の医師(歯科医師)の臨床研修終了登録証・免許証の写し(原本提示)
•開設者(管理者)の職歴書
•診療に従事する医師(歯科医師)の臨床研修終了登録証・免許証の写し
•土地・建物の登記事項証明書
•賃貸借契約書の写し
•敷地周辺の見取図
•敷地の平面図
•建物の平面図
•エックス線診療室放射線防護図
•診療所への案内図
診療所開設までの流れ
個人診療所設立は、以下の流れで進みます。
個人診療所設立までの流れ
1.事前相談
2.見積書の提示
3.必要書類の準備
4.事業計画書策定・内外装の決定
5.保健所への事前相談
6.内外装工事・開業準備 ・スタッフ雇用
7.開業
8.診療所開設届の提出
*開設後10日以内に診療所開設届X線装置設置届などを提出します
*開設者本人の同席が必要です
9.保健医療機関指定申請
*保険診療を行うためには保健医療機関指定申請を地方厚生局に対して行います。
*開設者本人の同席が必要です
*診療開始希望日の前月10日までに、申請を終えている必要があります
10.保険診療の開始
料金
個人による診療所開業手続き 500,000円~